DazキャラをMMDへ移植するのは、実は容易ではありません。ネットで検索すると様々な方法で試している方がいらっしゃったりするのですが、いずれも一筋縄では行かないようです。

DazキャラでもGenesisのバージョンによっては、ボーン構造が違うので面倒です。

第1回目は、「Daz studioからPmxEditorへキャラを持ってくる」です。

今回は、Daz to Unityでいつもお世話になっている、Petuniaさんを使用します。
キャプチャ1

今回はDaz to BlenderでBlenderに転送します。Daz to Blenderは無料で入手できます。



Blenderには予めMMD Toolsを導入しておきましょう。
キャプチャ2

MMD Toolsは以下からダウンロードできます。
https://github.com/powroupi/blender_mmd_tools

Petuniaさんを転送します。Scripts→Blender→Daz to Blender
キャプチャ3

表情モーフを使用するため、Include Morphsにチェックをつけて、Choose Morphsをクリックします。
キャプチャ4

モーフの選択画面が出てきます。
キャプチャ5

画面左下のMorph Utilitiesで表情、その他モーフを追加できます。Add Expressions(表情)、Add Facial Morphs(顔パーツのモーフ)でGenesis8をクリック、Other MorphsでVisemas(リップの動き)をクリックします。
キャプチャ6

一通りモーフが追加出来たら、Acceptをクリックして戻ります。
キャプチャ7

Collect Texturesにもチェックをつけて、Acceptをクリックします。
キャプチャ8

Blenderへ転送されます。
キャプチャ9

転送が終わったら、Blenderを起動しましょう。
キャプチャ10

Blender起動時に出てくる立方体は消しましょう。
Nキークリックでツールを表示し、DazToBlenderを選択します。
Import New Genesis Figureをクリックします。
キャプチャ11

確認メッセージでImport New Genesis Figureをクリックします。
キャプチャ12

Petuniaさん、無事取り込めました。
キャプチャ13

事故発生。服が若干フィットしてない。
キャプチャ14

服の調整後再転送しました。

今度はいい感じ。腕のところが若干おかしいけど、いいか。
キャプチャ15

それではpmxに変換します。MMD Toolsに切り替え、Genesis8Femaleを選択して、Convert Modelをクリックします。
キャプチャ16

そのままOKをクリックします。
キャプチャ17

表示がおかしくはなっているものの、変換できました。
キャプチャ18

MMD ToolsのTranslationをクリックし、
キャプチャ19

このままOKをクリックします。
キャプチャ20

pmxへエクスポートします。Modelのエクスポートをクリックします。
キャプチャ21

スケールは10~11くらいが良いと思います。pmxファイル名入力後、Export PMX File(.pmx)をクリックします。pmxファイル作成には物によると思いますが、結構時間がかかります。
キャプチャ22

pmxファイルができました。
キャプチャ23

PmxEditorで開くと、こうなります。
キャプチャ24

材質の修正をかけていきます。
キャプチャ25

EyeMoistureとComeaの非透過度を0にします。
キャプチャ27

キャプチャ26

瞳が表示されました。
キャプチャ28+

服の網目の情報などがぶっ飛んでいるため、Daz studioで確認して復元していきます。
復元にはGIMPを使用しました。ついでにまつげのテクスチャも修正しました。
キャプチャ29

こうなりました。やれやれ😥
キャプチャ30

エッジをつけてみました。
キャプチャ31
一旦pmxを保存します。

このあと、モーションを適用して動くようにするのですが、これまた大変な作業になります。
次回で説明します。お楽しみに!!